ブランド黒毛和牛をすき焼きでおいしく食べたい!|おすすめの牛肉と部位をご紹介

和牛 すき焼き’

美味しいすき焼きを食べたい!
せっかくの機会ですし、美味しい和牛を選んですき焼きを楽しんでみてはいかがでしょうか。今回はすき焼きにぴったりなブランド和牛とその部位を紹介します。
こちらを読んで、是非、美味しいすき焼きをご自宅でお楽しみください。

 

すき焼きにぴったりな「ブランド和牛」

すき焼きにぴったり、一番有名なお肉は黒毛和牛ではないでしょうか。黒毛和牛の脂肪には低温でも溶け出す不飽和脂肪酸が多く含まれているので、割り下まで美味しい成分が溶け出します。
黒毛和牛の中でもおすすめのブランド和牛を詳しく紹介します。

 

松阪牛

松阪牛はブランド和牛代表格のような存在で、三大和牛の1つでもあります。
松阪牛は甘くてコクがある上品な和牛の香りと脂肪の質の良さが特徴です。
松阪牛の審査基準は明確に以下のようになっています。
・黒毛和種
・未経産の雌牛
・松阪牛個体識別管理システムに登録されていること
・三重県松阪市や津市などを含む特定の松阪牛生産区域(旧22市町村)での肥育期間が最長・最終であること
※生後12ヶ月齢までに松阪牛生産区域に導入され、導入後の移動は生産区域内に限る。

松坂牛は和牛香という熱を加えた時の和牛肉の香りが強いので、高級感のある香りを存分に楽しむことができます。
松阪牛は黒毛和牛の中でも不飽和脂肪酸の比率が高く、脂肪が他の黒毛和牛よりも溶け出しやすく、甘くて舌触りの良いとろけるような食感を楽しむことができます。

松阪牛の脂肪が溶け出す温度は17度前後と言われており、手のひらに乗せただけで溶け出してしまうほどのものとなっています。
すぐに溶け出してしまう松阪牛は、すき焼きでも固くなりにくく、割り下まで旨味が溶け出して最高の美味しさを堪能することができます。

 

神戸牛

神戸牛は三大和牛の1つで、神戸牛以外に神戸肉、神戸ビーフという呼び方があります。
神戸牛はきめ細やかな口どけの良さと、甘くて香りのいい味わいの良さが特徴です。
脂肪に含まれる旨み成分であるオレイン酸の含有量が高く、他のブランド和牛と比較しても高水準となっています。
但馬牛の中で厳しい審査基準をクリアしたものだけが神戸牛と呼ばれるので、品質が悪いものがなく、安定的な美味しさが保証されています。
神戸牛の審査基準は以下のようなものがあり、ブランド和牛の中で1番厳しいと言われるほどで、ブランド和牛の中でも特に高級です。
・霜降りの度合いを表す「BMS」がNo.6以上。BMSにはNo.1からNo.12まであり、番号が上がるについれてサシが細かく霜降りの状態になります。
・可食部分の割合(歩留等級)がA・B等級。
・枝肉(えだにく)の重量が499.9kg以下。枝肉とは頭や尾、四肢端などと,皮や内臓を取除いたあとのと肉のことです
・肉質のきめ細かさ、しまり具合がすぐれている。

頻繫に食べることができる価格帯ではないですが、贅沢なひと時を楽しみたい時には特におすすめとなっています。

 

近江牛

近江牛は三大和牛の3番目の座を米沢牛と争っており、神戸牛、松阪牛とならび、近江牛も米沢牛も含めて四大和牛と呼ばれることもあります。
近江牛の審査基準はA4、B4等級以上と少し厳しめです。
近江牛はきめ細かく柔らかい肉質と甘い脂が特徴で、きめ細かい綺麗なサシが入っているので、贈答用に購入頂く方も多くいらっしゃいます。
上質な脂を堪能できると評判で、すき焼き以外にもステーキにもよく使われています。

すき焼きにぴったりなお肉は上質な脂が適度にあり、近江牛はすき焼きにぴったりのブランド和牛と言えます。

 

米沢牛

米沢牛は三大和牛の3番目の座を近江牛を争っているブランド和牛です。

米沢牛の審査基準は3等級以上と少し緩めですが、四季がはっきりとしている盆地で育てられた米沢牛は成長速度が比較的遅く、30ヶ月以上の歳月をかけてじっくりと育てられるものが多く、赤身に脂身が浸透した旨みの強い肉質となっています。

黒毛和牛の中でも最高峰と言われるほどの上質な脂身は、甘くコクがありしつこくないので、すき焼きにぴったりと言えます。

 

山形牛

山形牛は最高ランクの5の出現率が和牛の中で最も高いと言われているブランド和牛で、先程紹介した三大和牛の米沢牛も山形牛の一種です。
山形牛の審査基準はA4、B4等級以上なので、3等級のものは米沢牛となります。
山形牛は山形県内で1番長く育てられたものですが、米沢牛は米沢市、南陽市、長井市、高畠町、川西町、飯豊町、白鷹町、小国町の3市5町で1番長く育てられたものと限定的です。
山形牛は4等級以上、米沢牛は3等級以上と肉質では、山形牛の方が審査基準が厳しいにも関わらず、地域限定の米沢牛の方が評価が高く、価格が高いのが一般的です。
山形牛の特徴は米沢牛とほぼ近く、リーズナブルな価格で上質な和牛を楽しみたい方は、一度お試し頂けると良いかと思います。

 

飛騨牛

飛騨牛は三大和牛ではないですが、松阪牛と同じくらいの知名度を誇るブランド和牛です。

飛騨牛の審査基準は3等級以上と、米沢牛と同じで少し緩めですが、等級ごとにラベルが異なるので、等級の高いものが見分けやすくなっています。
肉質は決め細やかでやわらかく、ふつくしい霜降りととろける芳醇な香りが特徴です。

飛騨牛は岐阜県内のサービスエリアで気軽に食べることができますが、固いものが多く、飛騨牛にあまり良いイメージを持っていない方も多いのではないでしょうか。
サービスエリアで食べることができる飛騨牛は保存期間の関係上一度冷凍されたものが多く、食中毒防止のためによく焼かれているため、固くなっていることが多いですが、上質で適切な加熱時間で焼かれたものであれば、柔らかく上質な脂が乗ったブランド和牛として相応しい味を堪能することができます。

 

すき焼きにぴったりな和牛の部位

すき焼きにぴったりな和牛の部位は、程よく脂肪がついているところです。脂肪が多めの部位の方が肉が固くなりにくいので、割り下で煮込むすき焼きにはおすすめです。

すき焼きにぴったりな和牛の部位を詳しく紹介します。

 

肩ロース

肩ロースは赤身肉の中では比較的脂身が多く、きめ細やかな肉質が特徴的なので、すき焼き用のお肉として1番使われることが多い部位です。

赤身肉なので他の部位と比べると脂肪分は少なめですが、やわらかい食感と濃厚な味わいがあります。調理するときのポイントとして薄切りとし、煮込みすぎないことで、より美味しく召し上がって頂くことができます。

サシと赤身の絶妙なバランス 神戸牛の「クラシタロース」

 

 

ロース

リブロースは厚みがあって程よい霜降りがあるので、牛肉の中でも特に上質で人気の部位です。

脂が乗っていて柔らかい部位の方が好きな方には特におすすめです。
高級感のある部位なので、すき焼き以外にもステーキやローストビーフに使われることも多いです。
肉の部位の中では比較的希少性が高く、家庭用でステーキに使われることが多いサーロインよりも高価なので、より贅沢に楽しみたい時に特におすすめです。

とろけるような柔らかさ 神戸牛の「リブロース」

 

 

バラ肉

バラ肉は他の部位に比べると繊維が多くきめが粗いですが、その分リーズナブルな価格で購入することができます。
煮込みすぎると固くなりやすい部位でもありますが、煮込みすぎなければ柔らかく、早く脂肪が溶け出すので、適切な煮込み時間であれば、すき焼きを存分に楽しむことができます。
リーズナブルにすき焼きを楽しみたい時に特におすすめの部位です。

 

最後に

すき焼きにぴったりなブランド和牛とおすすめの部位を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
すき焼きは贅沢な肉料理のイメージがあり、あまり食べる機会がないという方もいると思います。
昔は牛肉の価格が高く滅多に食べられるものではないとされていましたが、現在では当サイトのように全国各地の和牛をお手頃価格で購入することができるようになりました。
あなたの好みにあったブランド和牛で、美味しいすき焼きをお手軽価格で、存分にお楽しみください。

 

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