有名ブランド黒毛和牛別|価格比較

ブランド和牛 価格比較

「ブランド和牛を買いたいけど、どのくらいの値段で買えるのだろう?」

贈り物や誕生日祝いにおいしい和牛を用意したいといった理由から、和牛の購入を考えた方は少なくないのではないでしょうか。
その相手がとてもお世話になっている人や特別な人なら、より高級なものを用意したいと考えるでしょう。

そうした時に、ブランド和牛はお祝いや贈り物に最適ですが、以下のようなことで悩んだことはありませんか?

* 「ブランド和牛っていっても色々あるけど、どれがいいの?」
* 「ブランド和牛ってどのくらいの値段で買えるの?」
* 「そもそもブランド和牛ってどういうことなの?」

この記事ではそんな疑問に答えるために、ブランドごとの特徴と値段を紹介していきます。
紹介するブランド和牛と、記事の内容は以下の通りです。

* ブランド和牛とは
* 仙台牛の特徴と値段
* 神戸牛(神戸ビーフ)の特徴と値段
* 松阪牛の特徴と値段
* 淡路牛(淡路ビーフ)の特徴と値段

値段は部位や等級によっても変わるため、この記事で紹介する値段は以下に指定する条件で、100gあたりいくらくらいで買えるのかを楽天市場で調べたものになります。

また、2020年8月時点において、コロナウィルスの外食産業へ与える影響が大きく、現在の和牛の値段はかなり安い傾向にあります。また、通常の年においても和牛の値段は季節変動ががありますので、こちらで紹介する値段は、参考としてご利用頂ければと思います。

* 部位は広く人気のある「サーロイン」「ヒレ」
* ランクは最高等級の「A5ランク」
* 松阪牛、仙台牛などそれぞれの「ブランドを指定」
* 最も高い価格のものと最も安い価格のものをそれぞれ2つ、3つずつピックアップ
* 総額とグラム数から100gあたりの値段を算出

通販での購入を考える際、もちろん和牛専門のショップから購入することをおすすめしますが、このように条件を指定すれば大体どのくらいの値段で買えるのかわかりますので、購入を考える際に参考になります。

次からはブランド和牛について簡単に解説いたします。
いずれも厳しい基準をクリアし、品質が保証されていますが、実際に食べてみるのが一番おすすめです。

 

ブランド和牛とは

ブランド和牛とは、松阪牛や仙台牛といった有名銘柄の和牛のことです。
全国の生産者団体が独自に定めた基準があり、これをクリアした和牛のみが「〇〇牛」として売り出すことが許されるという仕組みになっています。

ブランド和牛のほとんどは黒毛和牛で、サシ(脂肪)が細かく入っていてとても柔らかい肉質が特徴です。

このことから、消費者が購入する際に品質が保証されている和牛とも言えます。
この基準はそれぞれのブランドごとに異なるのですが、生産者団体とは別に日本食肉格付協会が定める「歩留等級」と「肉質等級」を用いてランク付けがなされています。この記事ではブランド和牛ごとの基準を紹介しながら、特徴と値段について触れていきます。

また、基準には「等級がいくつ以上」といったものもあり、肉質に関わる部分です。
様々なブランド和牛の基準に設けられていて、以下の2つの要素から等級が決められます

* 和牛を解体した際に可食部がどれだけ多いかを表す「歩留(ぶどまり)等級」
* 肉質を表す「肉質等級」

歩留等級はA~Cで表され、肉質等級は1~5で表され、よく「A5ランク」と呼ばれるのはこの等級のことをいいます。
「商品となる牛肉がどれだけ取れるか」と「脂肪の色沢・質、牛肉の締まりなどの肉質」を評価したもので、「必ずおいしいことを保証するものではない」ですが「等級が高いほどおいしい傾向にある」と言えます。

 

仙台牛の特徴と値段

仙台牛は口当たりがよく、まろやかな風味と豊かな肉汁が特徴です。

宮城県は全国有数の米どころであり、子牛の産地でもあります。
このため良質な水と稲わらを食べて育ち、牛が育つ環境も整っています。
牛にとっては最高の環境が用意され、その中で大切に育てられていることが肉質の向上に関わっています。

そんな仙台牛ですが、「仙台牛」を名乗るには、以下の基準をクリアしなければいけません。

* 黒毛和種であること
* 仙台牛生産登録農家が個体に合った適正管理を行い、宮城県内で肥育された肉牛
* 本協議会が認めた市場並びに共進会等に出品されたもの
* (社)日本食肉格付協会枝肉取引規格が、A5またはB5に評価されたもの。

(仙台牛銘柄推進協議会「仙台牛の定義」より抜粋)

仙台牛は最も高い肉質等級である「5」が認められなければいけないので、最高級の肉質が保証されています。
とにかく最高の肉質のブランド和牛を食べたい方におすすめです。

 

仙台牛の部位ごとの値段

(2020年8月26日調べ)
* サーロイン
安いものだと
2.1kg 42200円(ステーキ用) 100gあたり2010円
1.9㎏ 38100円(ステーキ用) 100gあたり2005円
700g 10000円(すき焼き・しゃぶしゃぶ用) 100gあたり1429円
➡100gあたり2000円程度で買える。しゃぶしゃぶ用はステーキ用に比べて安い。

高いものだと
500g 18000円(ステーキ用) 100gあたり3600円
400g 9800円(ステーキ用) 100gあたり2450円
➡ものによっては少し高いが、そこまで差がない。100gあたり2500円程度から買える。

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* ヒレ
安いものだと
1.4㎏ 55100円(ステーキ用) 100gあたり3936円
700g 28100円(ステーキ用) 100gあたり4014円
➡ものによって高いものもありますが、全体としてみれば4000円程度から買えます。

高いものだと
260g 14400(ステーキ用) 100gあたり5539円
280g 12100円(ステーキ用) 100gあたり4320円
➡100gあたり4300円程度から買えます。

 

神戸牛(神戸ビーフ)の特徴と値段

神戸牛は欧米を中心に「KOBE BEEF」と呼ばれるほど牛肉の最高峰として世界的に認知されており、日本三大和牛の1つにも数えられるブランド和牛です。
神戸港が開港し、明治以降に訪れた多くの外国人によって「KOBE BEEF」の名が世界的に認知されるようになりました。

その肉質は柔らかく鮮やかな薄紅色に細かいサシ(脂肪)が入っているのが特徴です。

そんな神戸ビーフですが、実は「但馬牛(たじまうし)の中でも基準を満たした牛のこと」を言い、神戸ビーフと呼ぶには、世界一厳しいとも言われる基準をクリアする必要があります。以下がその基準です。

* 歩留・肉質等級:「A」「B」・4等級以上を対象とする。
* 脂肪交雑:脂肪交雑のBMS値6以上とする。
* 枝肉重量:雌は230㎏以上から470㎏以下とする。去勢は260㎏から470㎏以下とする。
* その他:枝肉に瑕疵がある場合は、本会が委嘱した畜産荷受会社等(委嘱会員)がこれを確認し、「神戸肉・神戸ビーフ」の判定をする。

(神戸肉流通推進協議会「神戸肉・神戸ビーフの定義」より抜粋)

※脂肪交雑とはサシ(脂肪)がどれだけ入っているかをより詳細に1~12段階で表したもので、肉質等級で4に相当する。

上記の基準をクリアしてはじめて「但馬牛」から「神戸ビーフ」と呼ぶことが許されます。
また、「但馬牛」は和牛のルーツとも言える牛で、松坂牛や近江牛をはじめとしたあらゆるブランド和牛が「但馬牛」の血を引いていると言われます。
もともと高い資質を持つ但馬牛の中でも、最高級に位置するのが神戸ビーフなので、最高級の品質が保証されています。
厳しい基準をクリアした、より品質が保証されているブランド和牛を食べたい方におすすめです。

 

神戸牛(神戸ビーフ)の部位ごとの値段

(2020年8月26日調べ)

* サーロイン
安いものだと
300g 10000円(しゃぶしゃぶ用) 100gあたり3333円
200g 5280円(サイコロステーキ)100gあたり2640円
➡100gあたり2600円程度から買えます。

高いものだと
5㎏ 248400円(ブロック) 100gあたり4968円
1㎏ 54000円(ステーキ) 100gあたり5400円
180g 10000円(ステーキ用) 100gあたり5556円
➡100gあたり5000円程度から買える。

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* ヒレ
高いものだと
1㎏ 71280円(ステーキ用) 100gあたり7128円
300gg 24000円(ステーキ用) 100gあたり8000円
➡100gあたり7000程度から買える。

安いものだと
150g 7000円(ステーキ用) 100gあたり4667円
150g 6500円(ステーキ用) 100gあたり4333円
➡100gあたり4300円程度から買える。

 

松阪牛の特徴と値段

松阪牛は「肉の芸術品」とも呼ばれる、日本屈指のブランド和牛です。
その名前の通り、きめが細かい霜降りと、口の中ですぐにとろける柔らかさが特徴です。

そんな松阪牛ですが、松阪牛を名乗るためには以下の基準をクリアする必要があります。

* 黒毛和種、未経産の雌牛。
* 松阪個体識別管理システムに登録されていること。
* 松阪牛生産区域(旧22市町村)で肥育期間が最長・最終であること。
* 生後12か月齢までに松阪牛生産区域に導入され、導入後の移動は生産区域に限る。

(松阪市ホームページ「松阪牛の定義」より抜粋)

松阪牛では「A5ランク」といったような等級による評価はありませんが、有名なブランド和牛として認知されていることからもわかるように、おいしさの優劣には直結しません。

「松阪牛個体識別管理システム」と呼ばれる、導入から出荷までをデータ管理する独自のシステムを導入していることも特徴に挙げられます。
これによって産まれてから出荷されるまでに「誰が育てたのか」「どんなエサを食べて育ったか」などがわかるため、より安心・安全なブランド和牛を食べたい方におすすめです。

 

松阪牛の部位ごとの値段

(2020年8月26日調べ)

* サーロイン
安いものだと
180g5600円(ステーキ用) 100gあたり3111円
200g6000円(ステーキ用) 100gあたり3000円
➡100gあたり3000円程度から買える。

高いものだと
3㎏136080円(ブロック) 100gあたり4536円
3㎏130000円(ブロック) 100gあたり4333円
➡100gあたり4300円程度から買える。

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* ヒレ
安いものだと
150g 6000円(ステーキ用) 100gあたり4000円
150g 7200円(ステーキ用) 100gあたり4800円
300g 8500円(ステーキ用) 100gあたり2833円
➡100gあたり2830円程度から買えるが、4000円を超えるものも多い。

高いものだと
3㎏ 328320円(ブロック) 100gあたり10944円
1㎏ 112320円(ステーキ用) 100gあたり11232円
1㎏ 84780円(ステーキ用) 100gあたり8478円
➡100gあたり8500円程度から買えるが、100gあたり1万円を超えるものも多い。

 

淡路牛(淡路ビーフ)の特徴と値段

淡路ビーフは淡路島が誇るブランド和牛です。

淡路島の温暖な気候と豊かな自然の中で育てられ、基準を満たした牛が「淡路ビーフ」と呼ばれます。
筋繊維が柔らかく、赤身に程よくサシが入った霜降りが特徴で、まろやかな和牛独特のおいしさがあります。

ただし「淡路牛」と「淡路ビーフ」で明確に分けられており、ブランド和牛は「淡路ビーフ」の方です。

* 淡路牛:生まれた場所に関係なく、淡路島内で飼育されている期間が長い牛
* 淡路ビーフ:淡路島で生まれて淡路島で飼育された純潔の但馬牛

「淡路ビーフ」と認められるには淡路島で生まれた但馬牛であることに加えて、以下の基準をクリアする必要があります。

* 淡路家畜市場において、上場取引及び自家保留されたもの
* 兵庫県内で肥育されているもの
* 系統組織が主催する肉牛セリ及び枝肉共励会並びに兵庫県内の食肉センターにおいて出荷処理されたもの
* BMS(霜降り度)がNo.4以上
* 歩留等級(可食部分の割合)がA・B等級
* 枝肉重量が去勢330㎏以上、雌280㎏以上(未経産)
* 月齢が25ヵ月以上

(淡路畜産農業協同組合連合会「淡路ビーフ認定基準」より抜粋)

肉質に関わる項目はサシ(脂肪)がどれだけ入っているかを表すBMSで、No.3~No.4は肉質等級の3に相当します。

松阪牛や神戸ビーフもその血を引いているとされる「但馬牛」ですが、淡路島では但馬牛の約6割が飼育されており、但馬牛の血を引くブランド和牛を支えています。
そんな淡路島発のブランド和牛で、「但馬牛」の柔らかな肉質を受け継いでいるため、おいしい但馬牛を食べたい方におすすめです。

 

淡路牛(淡路ビーフ)の部位ごとの値段

(2020年8月26日調べ)
※楽天市場でブランド指定・ランク指定ができないため、「淡路ビーフ」で検索し、条件を部位のみにしています。

* サーロイン
安いものだと
500g 8320円(特選、すき焼き用・しゃぶしゃぶ用) 100gあたり1664円
1kg 16420円(しゃぶしゃぶ用) 100gあたり1642円
➡100gあたり1700円程度から買える。

高いものだと
1㎏ 24520円(ステーキ用) 100gあたり2452円
500g 12370円(ステーキ用) 100gあたり2474円
➡100gあたり2500円程度から買える。

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* ヒレ
※楽天市場でブランド指定・ランク指定ができないため、「淡路ビーフ」で検索し条件を部位のみにしています。
※淡路牛・淡路ビーフの「ヒレ」は、楽天市場ではふるさと納税品で検索結果が3件しか出なかったのであまり参考にはならない可能性があります。

安いものだと
200g 10000円(ステーキ用、ふるさと納税) 100gあたり5000円
450g 20000円(ステーキ用、ふるさと納税) 100gあたり4444円
➡ふるさと納税品なので実際の値段はこれより安いでしょう。

高いものだと
300g 50000円(ステーキ用、ふるさと納税) 100gあたり16667円

 

まとめ

この記事のブランド和牛に関する内容をまとめると以下の通りです。

* ブランド和牛とは各生産団体が独自に定めた基準をクリアした牛のこと
* ブランド和牛のほとんどは黒毛和牛で、但馬牛の血を引いている
* いずれのブランド和牛も厳しい基準があり、品質の保証をする努力が積み重ねられている
* 「必ずおいしいことを保証するものではない」が、「等級が高いほどおいしい傾向にある」

黒毛和牛は柔らかい肉質と程よく入ったサシが特徴の品種なので、似通った肉質になります。
ですので、どういった基準で評価されているのかはブランド和牛を選ぶ際に1つの指標になるでしょう。

また、値段についてはその時々の相場や等級、部位などによっても変わり、とても希少性の高い部位はかなり高額になることもあります。
どのくらいの値段なら買えるか、予算と相談しながら決めるのがおすすめです。

今回は楽天市場からだいたいの値段を出しましたが、購入は専門のネットショップを利用する方が安心ですので、おすすめします。
当サイトでは和牛食べ比べセットも販売しておりますので、迷った場合は一度ご検討ください。

 

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