和牛は高カロリー? 実は和牛はヘルシーな食材

和牛 ヘルシー

「和牛って、脂っこくてカロリー高そう…」
和牛といえば鮮やかな霜降り。
値段は張りますがとても柔らかく、口の中いっぱいに広がる和牛ならではの甘さのある風味が楽しめます。

しかし、和牛はカロリーが高そうなイメージがありませんか?

* 「おいしいけど胃もたれする…」
* 「脂が多くてカロリーが高いから太りそう…」
* 「ダイエット中には食べにくい…」

このように感じている方も多いのではないでしょうか。

 

でも、実は一概にそうとは限りません。
不思議に感じるかもしれませんが実はヘルシーで、ダイエット中の方や高血圧の方にも嬉しい健康効果も期待出来るんです。

そうすると、次のような疑問が浮かびますよね?

* 「脂が多いのになぜヘルシーなの?」
* 「ヘルシーな和牛なんてあるの?」
* 「和牛がなぜ健康に良いの?」

この記事ではその疑問に答えるため、以下の内容を上から順番にご説明いたします。

* 和牛は脂っこいとは限らない
* 和牛の健康効果

 

和牛は脂っこいとは限らない

霜降りはおいしいけど、脂が多くてカロリーが高いイメージがある和牛。
しかし、必ずしも和牛が脂っこいとは限りません。

それはなぜかというと、次のような理由があるからです。

* 和牛には4品種あり、脂の乗りやすさが違う
* 部位によっても脂が乗りやすい場所と乗りにくい場所がある

ヘルシーでおいしい和牛が食べたい!
そんなワガママな方のために、ヘルシーな和牛を選ぶために必要な「品種と部位」についての知識をお教えします。

これを理解すればヘルシーでおいしい和牛が選べるようになりますよ。

 

品種で選ぶヘルシーな和牛 脂の乗りやすさは品種によって変わる

和牛のカロリーが高いと思われている理由は、「和牛=黒毛和牛」のイメージが強いということが大きいです。

和牛には次の4品種あります。

* 黒毛和種(黒毛和牛)
* 褐毛和種(あかうし)
* 短角和種(短角牛)
* 無角和種(無角和牛)

このうち黒毛和牛がそのほとんどの割合を占めています。
そして黒毛和牛は「美しく鮮やかな霜降りになりやすい(脂肪が乗りやすい)」という特徴があります。

このことから「和牛と言えば黒毛和牛」「和牛と言えば霜降り」といったイメージが定着して、「和牛はおいしいけどカロリーが高い」と思われがちです。

しかし、脂肪が少なくヘルシーな和牛もいます。
そこで、ネット通販で買うにしても、和牛を取り扱う精肉店で買うにしても、この品種ごとの違いを知っておくことが大事です。

それぞれの品種の違いは以下のようになります。

 

黒毛和種

和牛の王様。
最も認知されている和牛で、美しい霜降り肉が特徴。
松阪牛・神戸牛・近江牛・米沢牛などの多くのブランド和牛もそのほとんどが黒毛和種。

 

褐毛和種

黒毛和種に近い肉質で、適度な赤身と脂肪のバランスが特徴。
熊本県、高知県で多く飼育され、和牛の中では2番目に生産数が多い。
ヘルシーでおいしい和牛を食べたい方におすすめ。

当店でのお取り扱い褐毛和種「あか牛」

 

短角和種

赤身が多くきめが少し粗いため、やや硬いですが脂肪が少ない。
寒さに強く、東北や北海道で飼育され、和牛の中では3番目に生産されている。
うまみ成分のイノシン酸やグルタミン酸を豊富に含んでいる。

 

無角和種

肉質は短角和種に似ていて、赤身で脂肪が少ない。
アミノ酸を豊富に含んでいるため、噛めば噛むほど肉本来の味わいが楽しめる。
黒毛和種の人気が高まるとともに生産者が少なくなったため、生産数が最も少ない。

黒毛和種が最も人気が高く、認知されているのがわかることでしょう。

近年では健康志向の方が増えて来たことによって、黒毛和種以外の和牛も注目されています。
和牛の品種によって特徴が異なるのでそのことを踏まえて、和牛を選んでください。

 

部位で選ぶヘルシーな和牛 運動量が多い部位はヘルシー

脂の乗りやすさは運動量によっても変わります。

運動量が多い部分は筋肉が発達します。
これは人間でも豚でも魚でも変わらない事ですね。

よく使う筋肉ほど、筋肉が発達して赤身の部分が多くなり、その分脂肪が乗りにくいからです。
そうすると赤身の部位は脂肪が少なく、肉そのものの味わいが楽しめるヘルシーな部分ということになります。

では和牛はどこが運動量が多く、またどこが運動量が少ないのでしょうか。

結論から言いますと、「背中ほど運動量が少なく、脚や肩ほど運動量が多い」です。
全ての部位ではないですが、わかりやすいように柔らかい部位から硬さのある部位まで順番に紹介します。

 

柔らかさや脂肪の甘味を楽しむ部位

* リブロース
* サーロイン

例えば、運動量が少ない背中の部位の「サーロイン」「リブロース」は脂肪が多い代わりにその分とても柔らかく、牛肉の柔らかさと脂の風味とが味わえるため人気があります。

特に「サーロイン」は牛肉の部位の中でも柔らかく、最高の部位ともされるほどです。
この2部位を基準に前脚や後脚に近づくほど運動量が増えて、赤身の部位になります。

 

充分な柔らかさと美味しさのバランスが良い部位

* 肩ロース
* ヒレ

隣接している部位で、「サーロイン」「リブロース」ほどの脂肪は乗らないものの、充分にきめが細かく柔らかい部位となります。
特に「ヒレ」は「サーロイン」と並んで柔らかいのに、脂肪が少なくさっぱりしています。
有名な「シャトーブリアン」はヒレの中でも特に柔らかい希少部位としてかなりの人気があります。

サシと赤身の絶妙なバランス「クラシタロース」

 

赤身が多く肉の噛み応えがある部位

* 肩(ウデ)
* モモ

更に運動量が多い、赤身の部位となります。
肩や脚では運動のための様々な筋肉が集まっているため、比較的柔らかい部位もあれば、直接食べるより煮込み料理やダシに使う方が適している部位もあり多岐にわたります。

よりヘルシーに食べるということであればしゃぶしゃぶして食べるのがおすすめです。
やや硬めの赤身でもしゃぶしゃぶなら柔らかく食べやすい上に、焼肉やステーキにして食べるより脂肪もカット出来ます。

また、和牛には「和牛香」と呼ばれる和牛を加熱した際の独特な香りがあり、80℃で熱した時が和牛香が最も感じられます。
これがちょうどしゃぶしゃぶと同じくらいの熱さなので、匂いを楽しみながらおいしく食べることが出来ます。

和牛は確かに美しい霜降りが一番特徴的ですがちゃんと部位や品種、調理方法によってヘルシーにおいしく食べることが出来ます。

さっぱり肉のうまみが味わえる「特選赤身」

 

和牛の健康効果

冒頭でも少し触れましたが、和牛を食べることで健康効果が期待出来ます。

結論から言いますと和牛の脂肪は良質な脂質で、オリーブ油やアマニ油に豊富に含まれている「オレイン酸」が多いということです。

和牛の脂肪の中でも、その約半分くらいがオレイン酸です。
最近ではオレイン酸を55%以上含むことを要件の1つとするブランド牛も出てきています。

このオレイン酸がなぜ健康に良いのかというと、オレイン酸はさらさらしていて常温で固まりにくいという特徴があるからです。
この特徴から血中で固まりにくく、心疾患の予防や生活習慣病の予防に役立ちます。

オリーブ油が健康に良いとされる理由もここにあります。
具体的には、心筋梗塞、動脈硬化、高血圧、糖尿病などの予防効果が期待出来ます。

脂肪が多そうなイメージから敬遠されがちな和牛ですが、実は健康の増進が期待出来る良質な脂質です。

 

和牛のダイエットや貧血予防に嬉しい健康効果

和牛はオレイン酸が豊富な点が特徴ですが、その他にも様々な健康効果が期待出来ます。
牛肉には様々な機能性成分が含まれているからです。

女性にとって嬉しいものも多く、オレイン酸を豊富に含んでいる点と合わせて見逃せません。

期待出来る健康効果は以下の通りです。

* カルニチン 脂肪燃焼促進
* ヘム鉄 貧血予防
* リノール酸 抗がん作用、体脂肪減少
* オレイン酸 LDLコレステロールの現象・酸化抑制、血圧降下

この他、アミノ酸ごとにも様々な機能があるのですが、その中でも筋肉の維持・増進にロイシンというアミノ酸が欠かせません。

筋肉が付けば基礎代謝も上がり、熱が作りやすくなるので冷え性対策にもなります。
そうすると脂肪燃焼促進作用・体脂肪減少作用と一緒に、ダイエットの心強い味方になってくれます。

 

まとめ

和牛がヘルシーな理由を見てきました。今回の内容をまとめると以下のようになります。

* 和牛は品種と部位によって脂の乗りやすさが異なる
* 和牛の脂肪は良質な脂質、オレイン酸が豊富に含まれている
* オレイン酸と合わせて様々な機能性成分が含まれているため、生活習慣病や心疾患の他、貧血やダイエットにも嬉しい作用が期待出来る

脂肪を多く含むため遠慮しがちな和牛ですが、品種、部位、調理方法によってよりヘルシーにカロリーを抑えて食べることが出来ます。
全ての和牛が脂っこいとは限らないことがおわかりいただけたでしょう。

嬉しい健康効果もあります。
もし今まで「和牛は脂肪が多いから…」と思っていた方がいれば、たまの贅沢にいかがでしょうか。

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掲載されていない商品でも、ご相談いただけましたら出来る限りご希望に沿えるよう対応致しますので、少しでも興味をお持ちでしたらぜひご検討ください。

 

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