最高の肉質と脂のうまみを追及した黒毛和牛|ふらの和牛とは?

ふらの和牛

「ふらの和牛」は北海道・富良野で谷口ファームグループのみが生産しているブランド和牛です。谷口ファームが独自の研究を重ねて、最高の肉質と脂のうまみを追及した黒毛和牛。ひとつのファームグループだけが関わることで実現するぶれない最高品質が「ふらの和牛」の魅力です。ここでは「ふらの和牛」の特徴や美味しい食べ方をお伝えします。

 

北海道の和牛

ふらの和牛は北海道の和牛です。
広い土地で農業が盛んな北海道は畜産も活発で、北海道のほぼ全域で牛の生産が行われています。
育てられている品種は、乳用牛のホルスタイン種や、ジャージー種、外国種との交雑種などのほか、黒毛和種、日本短角種、褐毛和種(あかげわしゅ)といった和牛まで様々。
この中には評価の高いブランド和牛も存在します。

ふらの和牛 谷口ファーム

 

北海道産ブランド和牛

北海道内で生まれ飼育される北海道産ブランド和牛には、「ふらの和牛」のほかに、
・はこだて和牛
・白老牛(しらおいぎゅう)
・びらとり和牛
・十勝和牛
などがあります。

 

ふらの和牛の定義

「ふらの和牛」は、谷口ファームで肥育された黒毛和種で、日本食肉格付け協会の肉質等級が3等級以上のものと定められています。

 

ふらの和牛の特徴

高品質のとろけるような脂

ふらの和牛の最大の特徴は質の良い脂です。
ふらの和牛の脂は融点が低いので、口に入れた瞬間にふらの和牛の脂の持つ甘やかな旨味がとろけるように広がります。
また、旨味が濃厚で、霜降り肉なのにしつこくないのも特徴です。

 

ふらの和牛の美味しさの秘密

ふらの和牛の美味しさの秘密は、谷口ファームが研究を重ねて独自に配合している牛の餌にあります。
谷口ファームのこだわりは、北海道産自給粗飼料。
稲わら、麦わらなどの乾草のほか、とうもろこしの胚芽部分でエネルギー価の高いホミニーフィードや、大豆やおから、そして小麦などをバランスよくブレンドしています。おからは腐敗しにくいように乾燥させたもので、美味しい肉を作るための重要なポイントといわれています。
また、十勝岳連峰や大雪山連峰の雪解け水が染み込んだ地下水も、ふらの和牛の美味しさの理由のひとつ。水は水質検査をして人間も飲めるものが与えられています。

 

ふらの和牛と代理母出産

ふらの和牛は100%黒毛和牛でありながら、産んでくれたお母さん牛が乳用牛のこともあります。どういうことかというと、ふらの牛の中には乳用牛を代理母として生まれてくる牛もいるのです。
このような牛の代理出産は、アメリカやオーストラリアなどの世界的な牛肉生産国でも盛んにおこなわれている方法です。日本でも1990年代以降急増していて、値段の高い和牛を効率よく生産する方法として注目されています。

 

ふらの和牛の歴史

谷口ファームのはじまり

ふらの和牛を生産する谷口ファームの代表取締役社長・谷口喜章さんは、父親からファームを受け継いだ2代目の社長さん。もともとは谷口さんの祖父が家畜売買を営んでいたのが始まりなのだそう。
祖父が他界したのをきっかけに、祖父の仕事を手伝っていた谷口さんの父親と親族たちがそれぞれ独立し、谷口さんの父親も100頭からのスタートになりました。
そして、1998年(平成元年)に有限会社谷口ファームが設立した頃には、飼育頭数は800頭になっていました。

 

「ふらの和牛」ブランド誕生

谷口ファームは順調に成長を続け、2004年には、「ふらの和牛」と「ふらの牛」を商標登録し、「ふらの和牛」ブランドが誕生しました。

 

洞爺湖サミットでふらの和牛が絶賛される

2008年に開催された洞爺湖サミットでは、ふらの和牛がG8総理夫人主催昼食会と外国人記者団に提供され、高い評価を受けました。

 

北海道チャンピオン

ふらの和牛は、神戸牛や松阪牛などの老舗の銘柄に比べると比較的新しいブランドですが、その良さが認められ、「共励会」と呼ばれる様々な牛肉のコンテストに数多く入賞しています。
中でも2016年には、北海道枝肉共励会・黒毛和種の部で最優秀賞・農林水産大臣賞に輝いています。この賞を受賞したことで、ふらの和牛は北海道和牛のチャンピオンという実績を獲得しました。

 

全国2位受賞

2014年から毎年入賞を果たしている全国肉用牛枝肉共励会では、2017年には優秀賞1席(全国第2位)に選ばれました。
このように、ふらの和牛は着実にブランド牛としての価値を高めているのです。

 

海外進出

ふらの和牛は、日本国内だけでなくアジアの国々にも輸出されています。
主な輸出国には、
・タイ
・マカオ
・ベトナム
・香港
・台湾
などがあります。

 

ふらの和牛の美味しい食べ方

ふらの和牛を美味しく食べるおすすめの食べ方やアレンジをご紹介します。

 

すき焼き・しゃぶしゃぶ

ふらの和牛の霜降り肉の薄切りを使って、すき焼きやしゃぶしゃぶはいかがでしょうか。その際、いつものすき焼きやしゃぶしゃぶもいいけど、こんな食べ方も試してみませんか。

 

ふらの和牛の鍋しゃぶ

鍋しゃぶは豚肉の薄切りを使うことが多い料理ですが、牛肉でもとても美味しくできます。あっさりしたダシと合わせるので、ふらの和牛の脂の甘やかな旨味が際立つ食べ方です。
作り方は、昆布の旨味をきかせたダシ汁にネギの細切りや、水菜、しめじなど好きな野菜を入れてサッと煮ます。ふらの和牛をさっとくぐらせ、野菜を巻いて食べます。
北海道産のふらの和牛に合わせて、利尻昆布などの他の材料も北海道産にこだわってみるのもいいですね。

 

ふらの和牛の焼きすき

焼きすきは簡単にいえば汁なしすき焼きです。
すき焼きのタレで下味をつけたお肉をサッと焼いて、ひと口大に丸めたごはんや、焼いた野菜などをお肉で巻いて、溶いた卵黄につけて食べます。
お肉の味付けを濃いめにするのと、お肉を焼きすぎないのがポイントです。

 

ふらの和牛のステーキ

ふらの和牛の霜降りを最大に楽しむなら、やはりステーキははずせません。
表面をさっと焼いてレア~ミディアムレアで食べるのがおすすめです。
焼く前にお肉を室温に戻しておくのと、焼いた後のお肉を最低でも5分は寝かせて肉汁を安定させるのが美味しく仕上げるコツです。
ふらの和牛のような上等のお肉は、塩コショウだけで食べるのも肉の旨味を堪能する食べ方です。また、ワサビ醤油でシンプルに食べるのもおすすめです。
ステーキの部位には、サシの入ったお肉が口の中でとろけるのを楽しみたい方は、リブロース、サーロイン、ヒレの部位がおすすめ。反対に赤身のステーキがお好きな方は、らんいちや、カイノミ、ザブトン、ハネシタ、または贅沢にシャトーブリアンを選ぶといいでしょう。

 

ふらの和牛の焼肉

上質な脂と赤身の旨味あふれるふらの和牛は、焼肉も美味しく楽しめます。

 

ふらの和牛の炙り寿司

ふらの和牛の綺麗なサシの入ったリブロースの薄切りをサッとあぶって、握り寿司のネタに使うのもいいですよ。
食べるときは普通にお醤油もいいけど、柚子胡椒をちょこんとのせてみたり、トリュフ塩とオリーブオイルでひとひねりきかせたお寿司もぜひためしてみてください。

 

ふらの和牛のギフト・お取り寄せ

ラベンダー畑や温泉にスキー場。大自然が広がる北海道富良野地区には、本当なら旅行で出かけて、現地でふらの和牛を食べてみたいところですね。とはいえ、ちょっと遠いな…と感じる方が多いのではないでしょうか。でも、ふらの和牛をぜひ一度食べてみたい!という方には通販でお取り寄せがおすすめです。
ふらの和牛は、知る人ぞ知る的ブランド牛ですので、グルメで肉好きな方へのギフトにも最適です。何を贈るか迷ったら、ふらの和牛の上質の脂の旨味を楽しめる霜降り肉のすき焼きや焼肉のセットが喜ばれるのではないでしょうか。

 

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