黒毛和牛・ブランド和牛で作る世界の牛肉料理レシピ
和牛は日本が世界に誇る食材ですね。
和牛料理は、ステーキや焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶなどが定番ですが、こんなに美味しい和牛をもっと色々な料理に使わないのはもったいない!
ここでは、和牛の美味しさを堪能できるイギリス料理、フランス料理、アメリカ料理、そしてメキシコ料理の和牛レシピをご紹介します。
目次
和牛ヒレ肉のビーフ・ウェリントン
料理名:Beef Wellington
国:イギリス
ビーフ・ウェリントンは、牛ヒレ肉をパイ生地で包んで焼いた料理です。欧米で人気のあるメインディッシュで、おもてなしの席やホリデーディナーに登場します。ビーフ・ウェリントンは豪華でご馳走感のある料理ですので、クリスマスやお祝いのディナーにぴったりです。
ビーフ・ウェリントンの材料
材料(4~6人分)
和牛ヒレ肉 800g
シーソルト
コショウ
オリーブオイル 大さじ2
タコ糸
粒マスタード 大さじ2
プロシュート 8枚
冷凍パイシート 2枚 (解凍しておく)
卵 2個 (溶いておく)
【デュクセル】
マッシュルーム 400g
玉ねぎ 1/4カップ
にんにく 3かけ
フレッシュタイム 1枝 (葉のみ)
バター 大さじ1
オリーブオイル 大さじ2
シーソルト
黒コショウ
【ソース】
オリーブオイル 大さじ1
エシャロット 2個 (薄切り)
にんにく 1個 (つぶす)
フレッシュタイム 1枝 (葉のみ)
ブランデー 大さじ1
ビーフストック(ビーフコンソメをお湯に溶いたものでも可)500㏄
生クリーム 100㏄
粒マスタード 大さじ1
粒黒コショウ 大さじ1
ビーフ・ウェリントンの作り方
1.デュクセルを作る。
マッシュルーム、エシャロット、にんにく、タイムの葉をフードプロセッサーにかける。フライパンにバターとオリーブオイルを入れ、中火にかけ、フードプロセッサーにかけたものを水分がなくなるまで8分ほど炒める。塩コショウで味をととのえ、冷ましておく。
2.和牛ヒレ肉の下準備をする。
和牛ヒレ肉をタコ糸で筒状に縛り、オリーブオイルを表面に塗り塩コショウする。熱したフライパンにオリーブオイルをひき、和牛ヒレ肉の表面を焼く。全面に焼き色がついたらフライパンから取り出し、糸を取り除き、和牛ヒレ肉が熱いうちに粒マスタードを塗る。
3.ソースを作る。
2で和牛ヒレ肉を焼いたフライパンにオリーブオイルを加え、エシャロットとにんにく、タイムの葉、粒黒コショウを加え1~2分炒める。ブランデーとビーフストックを加え半量になるまで煮詰める。一旦濾して固形物を取りのぞき、生クリームと粒マスタードを加えてさらに半量になるまで煮詰める。
4.生ハムとデュクセルで和牛ヒレ肉を巻く。
広げたラップの上に、生ハムを和牛ヒレ肉を覆える幅に並べる。生ハムの上にデュクセルを均一に広げ、軽く塩コショウする。その上に2のマスタードを塗った和牛ヒレ肉を置いて、お寿司を巻く感覚できっちりと巻く。ラップの両端を絞って封をし、冷蔵庫で30分寝かせる。
5.オーブンを200℃に予熱する
6.パイシートで和牛ヒレ肉を巻く。
打ち粉をしてパイシート2枚をつぎあわせ、4の和牛ヒレ肉が包める大きさにのばす。冷蔵庫から取り出しラップをはずした和牛ヒレ肉をパイシ―トできっちり巻き、サイドのパイシートを下にたくしこんで全体を包む。
7.オーブンで焼く
パイ生地に溶き卵を塗り、切り分ける人数分の切り込みを入れて、400℃に予熱しておいたオーブンで35~45分、こんがりキツネ色になるまで焼く。焼き上がったら網の上に置いて5分以上休ませる。切りわけて皿に盛り、別器でソースを添える。
和牛で作るブフ・ブルギニョン
料理名:Bœuf bourguignon
国:フランス
ブフ・ブルギニョンはフランスの牛肉の赤ワイン煮込みです。
フランス・ブルゴーニュ地方の料理なので、ブフ・ブルギニョンに使うワインは、ブルゴーニュ産の赤ワインやブルゴーニュで栽培されている赤ワイン品種・ピノ・ノワールを選ぶのがおすすめです。
ブフ・ブルギニョンの材料
材料(2~3人分)
シチュー用和牛(すね肉など)400g (大き目にカット)
エシャロット 2個 (粗みじん切り)
セロリ 20㎝分 (粗みじん切り)
にんにく ひとかけ (みじん切り)
にんじん 中2本 (皮をむいて大き目の乱切り)
マッシュルーム 8個 (縦に厚くスライス)
小麦粉 適宜
サラダ油 適宜
バター 大さじ2
赤ワイン 350㏄
ビーフストックまたはビーフコンソメをお湯で溶いたもの 600㏄
パセリ (みじん切り)
塩こしょう
ブーケガルニ、月桂樹の葉など
ブフ・ブルギニョンの作り方
1.ペーパータオルで和牛の水気を取り、小麦粉をまぶす。シチュー鍋に油を熱して和牛を入れ、強火で焼き色をつけて皿などに取り出す。
2.和牛を焼いた後の鍋にバター大さじ1を溶かし、中火でエシャロットとセロリ、にんにくを炒めてしんなりさせる。
3.ワインを加え、木じゃくしなどで鍋底の肉の焦げ目をこそげ取るようにかき混ぜながら強火で煮詰める。
4.ビーフストックを加えさらに煮詰める。
5.弱火にし、和牛と皿にたまった焼き汁、にんじん、好みでブーケガルニや月桂樹の葉を入れ、塩コショウをして、蓋をして1時間コトコトと煮込む。
6.煮込んでいる間に、フライパンを熱して残りのバターを溶かし、マッシュルームを入れて塩少々をふって炒める。
7.1時間煮込んだ後、6のマッシュルームを入れ、さらに30分煮込む。
8.7の鍋の蓋をとり、シチューが好みの濃度になるまで煮込み、塩こしょうで味をととのえてできあがり。器に盛り付け、みじん切りのパセリを散らし、好みの付け合わせ(ゆでたじゃがいもやマッシュドポテト、パン、太めのヌードル、ごはんなど)を添える。
和牛バーガー
料理名:Hamburger
国:アメリカ
ハンバーガーは、ファストフードの影響で安くて早くできる簡単料理のようなイメージがあるかもしれません。でも、あなどるなかれ!和牛を使って丁寧に作ったハンバーガーは得も言われぬ美味しさ。あなたのハンバーガー観が変わってしまうかもしれません。
日本のハンバーグにはパン粉や卵、玉ねぎなどが混ぜてありますが、ハンバーガーの本場・アメリカのパテはお肉のみの直球です。牛肉100%のパテなので、和牛のうまみをストレートに味わえますよ。
和牛ハンバーガーの材料
材料(4個分)
和牛ひき肉 400g
コショウ 少々
ナツメグ 少々
【トッピング】
玉ねぎ 1㎝幅の輪切り
トマト 1㎝幅の輪切り
レタス
スライスチーズ(お好みで)
ベーコン(お好みで)
【ソース】
玉ねぎ(みじん切り)
ケチャップ
マヨネーズ
【バンズ】
ハンバーガーバンズ 4個
和牛ハンバーガーの作り方
1.パテを作る。和牛ひき肉にコショウとナツメグを加え、粘りが出るように手で混ぜる。4等分にしてバンズよりひとまわり大きめのサイズに形をととのえる。
2.ホットプレート(なければフライパン)を熱して、パテと玉ねぎ、ベーコン(お好みで)、バンズを焼く。チーズを入れる人はパテが焼ける直前にチーズをパテにのせてとろけさせる。
3.同量のケチャップとマヨネーズに好みの量の玉ねぎのみじん切りを混ぜてソースを作る。
4.バンズ(底)にレタス、ソース、パテ、ベーコン(お好みで)、玉ねぎ、トマトの順に重ね、バンズ(上)ではさんでできあがり。好みでフライドポテトとピクルスを添える。
和牛ステーキのタコス
料理名:Tacos
国:メキシコ
タコスといえばカルネ・アサダ。カルネはスペイン語で「牛肉」、アサダは「グリルで焼いた」という意味なので、カルネ・アサダのタコスはグリルで焼いた牛肉のタコスのことです。一般的には、タコスに使われる牛肉は、焼いたり煮たりして完全に火を通してから、細かく切ったりほぐしたりして使います。でも、きめ細かいサシの入った柔らかい和牛だからこそできるタコスがあるんです。高品質の和牛ならではの贅沢なタコス、作ってみませんか?
和牛タコスの材料
材料(2人分)
トルティヤ 4枚
和牛ステーキ(サーロイン、リブロースなど)200g
【タコス用シーズニング(作りやすい分量)】
チリパウダー 大さじ1
ガーリックパウダー 小さじ1/4
オレガノ 小さじ1/4
パプリカ 小さじ1/2
クミン 小さじ1
シーソルト 小さじ1
黒コショウ 小さじ1
【トマティーヨ・サルサ】
トマティーヨ 2個
ハラペニョペッパー(お好みで) 1/2個
パクチー 1/4カップ
シーソルト
ライム果汁 1/2個分
【ワカモレ】
アボカド 1個
玉ねぎ 1/8個 (みじん切り)
ライム果汁 1/4個分
シーソルト
和牛タコスの作り方
1.和牛ステーキを焼く。
室温に戻した和牛ステーキを、フライパンで好みの焼き加減で焼き、アルミフォイルでふんわり包んで5分以上休ませる。休ませている間にサルサとシーズニングを作る。
2.トマティーヨ・サルサを作る。
トマティーヨとハラペニョペッパー、パクチーを粗く刻み、容器に入れてライム果汁を加えて混ぜ合わせ、シーソルトで味をととのえる。
3.ワカモレを作る。
種をとって皮をむいたアボカドにライムを絞ってつぶし、玉ねぎを混ぜる。シーソルトで味をととのえる。
4.タコス用シーズニングを混ぜ合わせる。
5.トルティヤをフライパンかトースターで軽く焼く。
5.休ませたステーキの表面に4のシーズニングを適量まぶしつけ、なじんだら食べやすい大きさに切る。
6.トルティヤに5のステーキを置き、サルサをトッピングしていただく。
こちらを参考に頂き、ステーキ、しゃぶしゃぶやすき焼きといった和牛を使った代表的な料理だけでなく、いろいろな料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
世界の料理も和牛を使うことでまた1つ違った味わいになること間違いなし!です。
コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。